特別支援学校か特別支援学級か
2022/11/18
みなさま、こんにちわ。
soundsuzuの飯塚です。
最近は天気が良い日でも風が冷たく感じられる日が増えてきましたね。
周りを見渡すと、赤や黄色、茶色に色づいていた木々の葉っぱも数を減らし、冬の準備を始めている
ように感じます。
空を見ると雲が高く、夏の空の青さよりも薄い青になりましたね。
さて、11月を迎えました。
来年小学校を迎えるお子様をお持ちの方は、小学校からの健康診断の案内やランドセル購入などいろいろ楽しい準備がはじまっている時期かと思います。
それはうちも一緒。
ただちょっと違うのは、小学校は通常住んでいる地域で入学する小学校が決まっていますが、
私の息子は自閉症スペクトラムと軽度の知的障害があるため通常の小学校のクラスに入学することは難しい状況でした。
そこで息子に選べる道は二つあります。
特別支援学校と特別支援学級です。
「特別支援学校」は特別な個性である「障害」を持った子供たちが通う小学校です。
「特別支援学級」は普通の小学校の中にある教室で、通常の学習の進め方ではついていくのが難しい子たちが集まって個別に教えてもらうクラスのことです。
私たち夫婦は悩みました。
特別支援学校は、障害に対する知識もった先生方がいてくださり、一クラスの人数も少なく8名弱、先生の人数が4人から5人(県によって違うかもしれません)と手厚く目が届くようになっています。
ただ、特別支援学校は「勉強」という場所ではなく「生活支援」の場所。
一人で生活していくための身の回りのことができるようになることを目標に置いている学校でもあります。
特別支援学級は、学校によって支援が大きく違うので一概には言えません。
またそのクラスに通う子たちも、全教科支援が必要な子、苦手な教科のときだけクラスにくる子とさまざまです。
息子の将来を考えると、就職の間口が広いのは「特別支援学級」です。
また、同じ年齢の子どもたちと触れ合うことで息子の言葉の発達も広がるのではないか、いろいろな経験をさせてもらえるのではないかと考えていました。
なので最初のころは特別支援学級にしようと思っていたのです。
でも、療育の先生から教えてもらいました。
「息子は褒められるのが大好きな子。支援学級はさまざまな発達の子たちがいるため、みんなができることが息子はできないことが多くなり自身をなくしてしまうかもしれない」と。
そのとき、「はっ」としたんです。
将来の就職先なども見据えて特別支援学級にしようと思っていました。
でも、違う。。。。
「今」が楽しくなければ。。。と。
「小学校が楽しいところであってほしい。息子が楽しく通える場所であってほしい。それが私たちの一番の思いでした」
息子の発達状況からすると同じクラスになった子たちよりできることが多いと思います。
そのときに同じクラスの子たちを助けてあげる経験をすることができるかもしれないと。
特別支援学校や特別支援学級を選ぶ場合は、事前に市役所の方と面談をし、息子の発達段階をみてもらい、
特別支援学校であれば見学・体験が必須となります。
私たちはそうそうに市役所にいき、面談をし、特別支援学校の見学・体験をしてみました。
そしたら、
息子がとっても楽しそうだったんです。。
ニコニコして、クラスの見学でも楽しそうで。。。
あぁ。ここだなぁって心から思いました。
子どもの将来を心配することは親としてもちろんあります。
でもあまり無理をさせすぎて二次障害(うつ病などの精神障害)に発展することもあります。
きっと、発達障害をお持ちのご両親、グレーゾーンといわれているご両親は同じ悩みをもっていることと思います。
もちろん考え方はいろいろあり。その子の正解はご両親が一番わかっていることと思います。
でも、ちょっとだけ一緒に思ってほしい気持ち。
将来のことよりも「今」を楽しませてあげてほしい。
そう感じる一年でした。
来年小学生になります。
いまからとても楽しみです。
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